ネタバレ読書備忘録:神林長平『過負荷都市』

※のところは、再読するときの自己注意点

 設定として「クォードラム」という機械(システム)が管理している世界で、そこでは人間の想いをクォードラムが実現化しやすく現実世界を改変している。※なぜ?人間の創造性を最大に活かすため?

 そこで、かなり中二病っぽい主人公の峯士が、現在の周りの人は人は創造のためではなく安定した生活のために決まった役割を造り与えられている(※自己から?)のであり、そのような不毛に生きる人に死を与えるモノになろうと思う。んでガールフレンドと、親の職場で働く変わり者のオッサンにその事を話すと3人とも創壊士という役割をクォードラムから与えられて、なんだか物理的にいろんな人及び、その人が創造した世界を破壊し作り直すお話。

 でも結局、標的はクォードラムが選択したもので、それらは自分の鬱屈した自覚的・無自覚的な想いや願いを持ち、無秩序で際限の無い世界を創造し「クォードラム」に負荷を強いているものなのでした。※
 クォードラムはそれを除くため頑張っているのでありんす。そんな世界で生きている人も可哀相だしね。

 でも最後は、クォードラム自体も命を人という殻に捉え続けてしまっていて、他の生き物やそれ以外に命を変えて行くという創造を妨げてんじゃねーの?みたいな事になって(負荷も限界だったのかも)。クォードラム自体を創壊して、人は原初の魂の混沌に戻っていくのでしたとさ。

○あれ?よくあるお話じゃね?これ。まあまあ読める。

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